娘はアメリカのデイケアに通っていますが、自分が経験したことのない宿題に悩むことがあります。
娘の通うデイケアは、幼児教育に力を入れていて、日々リーディングやライティングなどの勉強をしてくるのですが、月に2回ほど、「プリントやってきてねー」と3枚ほどの宿題が出されます。その週の金曜日にまとめて提出すればいいのですが、この宿題、時々日本ではおそらく出されないであろう問題があったりするのです。
⚪️どう考えるかは人による
ある日の宿題です。数字を書く練習だったり、プリントに指示されている通りに絵を描くことだったり、それは日本のドリルでもありそうな課題でした。
が、1枚だけどうも正解がわからないプリントが…
プリントに描かれた絵を「ヘルシーかヘルシーじゃないか」分ける問題です。キャンディーとかポテチとかは明らかに体によくないとわかると思います。でも、ストローのささった飲み物、これなんでしょう?娘に聞いてみると、「牛乳じゃない?」まあ、それならヘルシーかもね。でもストローで飲むならジュースかも。ジュースでも炭酸飲料ならヘルシーではない。
あとは大きな肉の絵がありました。肉は食べすぎなければヘルシー?魚と比べるとヘルシーじゃないかも…なんて、答えはなかなか見つからず、本人が何に見えて、どう思うか、それが正解でしょうと思うようにしました。
個人の考えを尊重するアメリカならではなのかもしれないと思いました。
⚪️文字の練習は道に?
またある時の宿題です。その週に習ったサイトワードを書く練習をするのですが、書いてくるのは紙ではなく「チョークで道に書く」です。
昔はチョークで道に落書きなんてたくさんありましたが、最近は日本では見ないですよね。なので、ちょっと気が引けました…笑
アパートの敷地内に書きましたが、文句を言ってくる人なんていません。また、娘にとっては初めての経験で、「え?道に書いていいの?」と言いながら、とても楽しんで取り組んでいました。
サイトワードの記事はこちら↓
娘がデイケアでたくさんの刺激を受けて、帰りの車の中でその日の出来事を聞いたりして娘の成長を感じられることは、親として何よりうれしいです。
大げさですが、日本では経験できない宿題を通して、アメリカ人の想像力、許容力、他者の考えを尊重する力というのがこうやって幼いころから教育されていくのかもしれないと感じました。