アメリカ駐在が決まって、一番気がかりだったのが、当時4歳の子供の預け先。日本では幼稚園に通っていたので、そのままアメリカでも通わせたいけれど、どうすればいいの?と、私と同じように悩む方も多いと思います。
戸惑いの保活経験についてまとめましたので、よかったら参考にしてください。
✅日本とは違う!アメリカの教育制度
まず戸惑ったのは、日本とアメリカの教育制度の違いでした。これに慣れるのにけっこう時間がかかりました…
アメリカの小学校は、日本で言う年長さん(5歳〜6歳)から小学校0年生として始まります。それまでは、デイケアという保育園のような0歳から長時間預かってくれる所と、プリスクールという3歳くらいから通える1日5時間くらいの幼稚園のような所があります。
また、新学期も4月からではなく、9月(8月からのところもあります)。
保育園というとベビーシッターや遊びのイメージがあるかもしれませんが、施設によって遊びながら学ぶ項目を設けているところもあります。
ここでは、プリスクールとデイケア、どちらに預ける?というところをご紹介します。
✅すべては親次第
日本で保育園に入ろうと思ったら、市役所に届け出て書類を出したりするのに対し、アメリカでは市は関与していません。すべて自分で探してOK。親が働いていなくても入れられるんです。
ただ大きな問題は、日本と比べて費用がびっくりするくらい高いということ。デイケアで週5日まる一日預けると地域などにもよりますが、$1,000/月前後かかります。
小学校には無料で通えるので、それまではご自由にどうぞという感じです。プリスクールは公立と私立がありますが、公立は少し割安のようです。
✅条件を整理
施設に空きがあるのが前提ですが、何を重視するかによってどこを選ぶのがいいか絞られてきますので、条件を整理してみるといいと思います。
①自宅からの距離
車での送り迎えとは言え、毎日のことですので、できるだけ近いほうがいいと思います。
②預ける日数や時間
プリスクールは1年の中で長期の休暇があります。春夏秋冬でそれぞれ2週間前後(夏休みは1~2か月)のお休みがあるのに対し、デイケアは長期休暇はありません。また、プリスクールは時間帯が決まっていますが、デイケアは制限有無は施設によるようです。
③学費
やはり日本と比較するとめちゃくちゃ学費が高いです…
④先生の人柄や施設の雰囲気
英語が話せない状態で入る子どもにとっては、スタッフや先生が頼り。言葉が通じなくても辛抱強く付き合ってくれる先生が必要です。また、他のクラスの先生たちの雰囲気も大切ですので、ぜひ事前に見学に行ってみてください。
他にも衛生面や周辺の治安、カリキュラムなど考えればたくさん出てきますが、私たちが重視したのは上記の4項目だったような気がします。
✅我が家の場合
結局、娘は8月末からデイケアに通い始めました。月曜から金曜までの週5日、今のところ9:00~13:00くらいまで預けています。何時に行っても、何時に帰ってもいいので、娘のペースに合わせて時間を前後しています。幼児教育に力を入れているデイケアでフォニックスやサイトワードなどの勉強も始めています。
フォニックスとサイトワードの記事はこちら。↓
お友達もでき、少しずつ英語にも慣れてきているようです。簡単な受け答えなら英語でしているようなので、子どもの吸収力には本当に驚かされます。
先生たちも娘をいつも気にかけてくれ、成長を一緒に喜んでくれる優しい先生ばかりです。親としては、アメリカでの学校生活がよかったのか、自問自答の日々ではありますが、本人が楽しく元気に暮らせていることが一番と考えています。