アメリカ駐在妻たぴおかのブログ

テキサス州でのんびり暮らしてます。

\読者登録お願いします/

【子育て】子どもにも所有権がある

f:id:esquinatapi:20230222071228p:image

先日、公園で砂遊びをしている娘の近くにアメリカ人の小さい子どもが寄ってきて、娘が使っている砂遊び用のおもちゃを見ていました。一緒にそれを使いたそうでしたが、娘は貸したくない様子。それを見て、つい「一緒に使ったら?」と声をかけました。するとその子のパパらしき人が「他のもので遊びなさい」と言って、おもちゃに触らせません。

 

しばらくすると、他のもっと小さい子が近づいてきて遊びたそうにしています。娘はやはり貸したくない様子。するとその子のママらしき人が抱っこしてその場から離しました。

 

そんなことが何回かあって、誰かのもので遊んだらダメとかあるのかな?と不思議に思いました。日本なら、みんなで仲良く使ってね、というところなのに…

f:id:esquinatapi:20230222071237p:image

少し調べてみると、アメリカ人には子どもにも決定権、所有権といった権利が尊重されているということを知りました。子どもが使っているおもちゃを貸すかどうかは子ども自身が決めること。だから貸したくないと思うのなら、貸さなくていい。

そうか、親がOKしたからと言って、本人がOKじゃなかったらおもちゃは使えない、だからそういう行動だったのかとびっくりしました。

同時に日本との文化の違いに大きくショックを受けました。日本では「貸して」と言われれば貸すのが”当たり前”で、乗り気じゃなくても共有しなければならないことを子どもの頃からしつけられています。ところがアメリカでは所有ができて、初めて共有できるようになるという自立を大事にしているようです。何かをシェアするということは、アメリカでももちろん大切にしています。ただ、自分の思いを我慢してということではないということです。

 

そして子どもそういった権利をお友達とも尊重しあうということ、これは日本人にはない発想かもしれません。おもちゃを貸したくないけど、我慢して貸す。我慢するということが普通になってしまっている日本人ならではの考え方だったと少し反省しました。

小さい頃から大人と同じように意見を尊重される経験は大きくなっていく過程で大事なことだと思います。自分の意見を通していいなんて言うと、わがままになると思いがちですが、人として尊重することと、ダメなことはダメだと教えることは別なのかもしれませんね。子育て、奥深い…

 

でも、保育園とかで子ども同士でおもちゃの取り合いになったり、喧嘩になったり、ほんとにしないのかしら?

一応、娘にデイケアでそういうことないの?と聞いてみましたが「ない」とのこと。もう5歳なので既に「お互いを尊重しあう」ということができてしまっているのか…?

 

 

子どもの意見を尊重するのは宿題の中にもありました。↓

esquinatapi.hatenablog.jp

 

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村