娘は絵を描くのが好きで、デイケアでもたくさん絵を描いてきます。もちろん家でも家族や動物の絵を描いては、冷蔵庫の扉に貼りつけたりしています。そんな娘の絵を見ていて気付いたことがいくつかあります。
●雲がない
私たちが住んでいる地域はほとんど雨が降りません。毎日毎日晴れていて、雲一つないことが多いです。だからなのか、娘の絵には太陽はあっても雲は書かれていません。
●太陽が黄色
毎日晴れているので、太陽は必ず描く娘ですが、太陽の色はいつも「黄色」です。日本の子どもの太陽は「赤」じゃないですか?子どもにもよるのかもしれませんが、アメリカでは太陽は「黄色」がスタンダードのようで、「太陽は黄色」という認識しているアメリカ文化の影響かもしれません。
●虹は6色
日本では虹は7色が一般的かと思いますが、アメリカでは6色と捉えられているそうです。そういえば、偶然かもしれませんが、娘の描く虹もいつも6色(たまに5色)です。虹はグラデーションなので、厳密に何色あるかは数えづらいですよね。
●魚の目は一つ
人や動物を描くときは、いつも正面を向いている絵を描いているので、目は2つです。でも魚は横向きで描くので、目は1つ。当たり前のようですが、魚を正面でも上からでもなく、横向きに描き、横を向いていると2つある目が1つしか見えなくなることに気づいているんだと少し驚きました。うちでは魚は飼っていないので、絵本の影響も大きいかもしれませんね。
実際目にしている情景をそのまま描いているものもありますが、住んでいる環境に影響されていると思われるものもあり、おもしろい現象だなと思います。
絵のことはあまり詳しくありませんが、子どもが描く絵に使われる色は人の心の状態を表していて、たくさんの色を使うときは豊かな感情を感じていると聞いたことがあります。娘の絵がカラフルで、今の生活やこれからの起こることへの期待にたくさんの感情が湧き出ていると思うと、プラスなことばかりではないかもしれませんが、なんだか嬉しいです。