ニューメキシコ州サンタフェから北に約112㎞ほどに位置するタオスの街のはずれに、古代の集落「タオス・プエブロ」があります。青空に映えるこの世界遺産はぜひ訪れておきたいスポットです。
★目次
タオス・プエブロとは?
ニューメキシコ州にある世界遺産、タオス・プエブロ(Taos Pueblo)は1000年以上前からネイティブアメリカンのプエブロ族が住み続けるアメリカ最古の集合住宅です。標高2000m以上の高地にあり、中にリオプエブロ川が流れる小さな集落です。
タオス・プエブロではここを見よう!
見どころは、ユニークな住居です。赤褐色の日干し煉瓦を積み上げて、泥で塗り固められた複数階の団地が並んでいます。外気温が伝わりにくく、昼も夜も快適な温度が保てるそうです。パンを焼くかまどが建物と繋がっていて、パンを焼くと部屋も暖かくなります。今もこのかまどでパンを焼いているようです。
また、最初に建築された頃は扉や窓はなく、ハシゴで天井まで登って出入りしていたようです。(今は入口が作られています)
ここは住居だけでなく、住人たちが昔の生活をそのまま引き継いでいます。伝統を守るため、今も電気水道がないらしいです。言語も特有のものが使われているみたいですよ。
もう一つの見どころが、サン・ジェロニモ教会です。現存の教会は再建されたものですが、壁の一部が真っ白に塗られている教会は、とても目を引きます。屋内の撮影は禁止です。オリジナルの教会も廃墟として残されていて、近くのスペースはプエブロ族の名士のお墓になっています。
どうやって見学するの?
タオス・プエブロは世界遺産なので、村に入るには入場料が必要です。大人は$25、子どもは10歳以下は無料です。(23年4月時点)
人以外の写真を撮ることは可能ですが、住居の中のお土産店などは住人に許可を取ってからのほうがよさそうです。お店では先住民族の工芸品などが購入できます。
また、定刻にボランティアの方によるツアーがあって、無料で参加できます。入口で確認すると、時間と場所を指定してくれます。とても詳しく説明してくれるので、いろいろなことが学べます。もちろん個人で村を見学することも可能です。
まとめ
タオス・プエブロではタイムスリップしたかのような町を散策でき、とても不思議な気分が味わえます。
この中にはレストランなどはありませんので、近隣の町、タオスで必要なことは済ませておくほうがいいかもしれません。タオスの街も赤褐色のアドビ建築の建物が多く、スピリチュアルな雰囲気満載。併せて観光してみるのもおすすめです。